デジタル微差圧計KS2900は半導体圧力センサを内蔵し、印加された圧力値に比例したアナログ出力及び圧力表示をします。比較出力はNPNトランジスタ出力方式又はPNP出力方式(オプション)で 3種類(Hi/Lo/Go)の比較動作が可能。アナログ出力(4~20mA/1~5VDC)を装備しており、電源は DC+12~24V間で動作します。
測定レンジは±100Pa/±200Pa/±300Pa/±500Pa/±1000Pa/±2000Pa/±2500Pa(ゲージ圧/連成圧)の14種類。精度も±1.0%F.Sと高精度で、この一台でほとんど全ての微差圧測定や制御ができるよう、あらゆる機能を取り入れたデジタル微差圧計です。必要に応じて各種証明書の発行も承ります。
使用用途としては、フィルター目詰まり監視や半導体製造装置、クリーンルームの室間差圧計測、地下鉄や地下道の空調システム等、各種装置内の正圧・負圧・差圧を計測できる、微差圧計です。
ブラックを基調とし、デザイン性を重視したパネルデザインで、表示部のLCDパネルには暗い場所でも視認性が高くなるよう、ハイコントラストLCDを採用しました。また、取り付けは前面からのワンタッチで簡単に行えるよう設計し、各種設定はパネル前面のキー操作で簡単に行うことができるユーザーフレンドリーなモデルです。
1.比較(警報)設定
HiとLoの値を設定します。また(a)HiとLoの方向(b)ヒステリシス(c)出力論理 (d)比較値遅延(e)比較出力のON/OFF等の設定ができます。
2.ヒステリシス
設定されたHiまたはLo値に実圧が近づくあるいは離れるとき、チャタリングを引き起こすことがあります。
この値を設定することによりこの現象を防止できます。
3.比較値遅延
設定されたHiまたはLo値に実圧が瞬間的に到達した場合、すぐに動作すると困る場合があります。
この値を設定することにより動作を遅らせることができます。右記出力モード例をご参照下さい。
4.強制ゼロ
パネル面のUp/Aeroキーを長押し.Setキーで確定します。強制的にゼロ点が補正されます。
5.サンプリングレートと表示レート
このレートの組み合わせの設定により、平均値の表示などが可能になります。サンプリングレートが 0.1secですのでたとえば、表示レートを0.5secに設定した場合、結果として5回の計測の平均値を表示することになります。いろいろな応用が可能です。
6.移動平均
この設定回数だけの移動平均値が表示されます。特に脈動の激しい圧力計測や制御に応用できます。
(1から255回まで設定可能)
7.その他
その他の機能として(a)Lowカット率(b)ゼロサプレス(c)最小桁固定等の設定機能があります。 詳しくはお尋ね下さい。
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